2001年5月27日(日)

 高島屋で、「くまのプーさんと握手会」みたいなイベントがあったので行ってきました。それは別にどうでもいいんですが、シンガポールのショッピングセンターの地下には必ずと言っていいほど、いろんな食事ができるフードコートがあって高島屋も例外じゃないわけです。ちなみにフードコートっていうのは、レストランというには庶民的過ぎるが、ホーカーセンターというにはちょっと小奇麗な飲食スペースで、内容的にはホーカーセンターとほぼ一緒の、いろんな種類の食事と飲み物が安価で楽しめる食堂のことです。

 で、高島屋のフードコートを見ていると、常識的には全然食事の時間でもないのに、座る場所もないほどいつも混んでいる。中には、若い女の人が買物途中に一人でふらっと寄って、軽い食事をしていくという光景も頻繁に目にします。日本では高級デパートの飲食スペースでのそういう光景はあんまり無いような気がします。

 シンガポール人はとにかく外食が好きなのか、メシを作るのがいやなのか、ホントに気軽に外食をします。私の知り合いにも、家では全然料理をしない、という主婦がごろごろいます。確かにシンガポールの外食は、牛丼やハンバーガーじゃなくても、自分で食材を買って料理するよりかなり安い。一説には夫婦共働きが普通のため、外食が当り前になったという話も聞きますが、朝から外食しているあたり、徹底していますね。

 その割に冷蔵庫は日本並に大型のが主流なので、さぞかしビールやジュースが大量に冷されているんでしょうね。うちはビール6缶分くらいしかスペースをもらえてないので羨ましい限りです。

2001年5月20日(日)

 こないだからインドの設計技術者が出張で来ていたのですが、前回来た時はニューオータニに泊めていたのが、今回は期間が長いから100シンガポールドル以下のホテルにしてくれと現地からのリクエストがありました。加えて、インドメシに困らない場所で、会社との往復はタクシーじゃなくバスかMRTで、というオマケ付き。

 うちの会社が契約しているホテルはどこも当てはまるところはなくて、結局インド人街にある安ホテルにしたのですが、MRTの駅は近くにないし、シンガポールのバスは出張者や旅行者が乗りこなすのは難しいので、そこは片道だけはタクシーで我慢してもらった。帰りはうちの社員が送って行ってました。

 前回来た時に、会社がある団地内の食堂のインドメシを食べさせたら、インドで食べるよりまずい、と不満を言うなどなかなか贅沢。でも今回は、週末になるとインド人で溢れ返って、インド人以外は怖くなって逃げ帰ってくるという伝説のインド人街に位置するだけあって、メシには不満はなかったようです。でも、ホテルの部屋が臭いとかホットシャワーが出ないとかは言ってましたが、それは安ホテルをリクエストした現地役員に文句を言ってくれ。

 こっちの担当マネージャーは、なんてったって、メシが困るといっていました。インドメシ以外はまず食べようとしない。シンガポールだからなんとかなるけど、日本や中国では、ヨーグルトぐらいしか食べないそうです。日本のインドメシ屋は何故かバカみたいに高いですから。夜も酒は飲まないし、インド人と仕事をするのはホントに疲れるようです。もちろん中には例外もいて、私が以前一緒に仕事をしたインド人は、酒もガブガブ飲んだし何でも食べたので全然気を遣わなかったですけど。

2001年5月13日(日)

 うちの娘は「よなか」と「よのなか」が同義語だと思っていたらしく、弟とクローゼットの中に入って、「暗くてよのなかみたいだね」と話していた。

 アンチウィルスソフトは今までウィルスバスター98などという、とっくにサポートの終了したバージョンをしかもコピーで使用していたのですが、最近続々と物騒な新種ウィルスが出てくるので、思い切ってウィルスバスター2001にバージョンアップしました。でも体験版。体験版とはいえ、サポートがないだけで、パターンファイルをケチっているとかいうことはなくてフル機能なので必要にして十分。30日間の試用期間なので、それが終了したらアンインストールしてまたダウンロードすれば最新バージョンがまた手に入るはず。新種ウィルスが出た時も同様(のはず)。ちゃんと製品版にアップグレードしたい倫理的な気持ちはあるのですが、なにぶん日本語ソフトは海外で購入(決済)するのがなにかと面倒。そのうちまた結果報告でもしましょう。

2001年5月9日(水)

 バタムに行く前、先週の水曜日頃から、な〜んか胸のあたりに痛みを感じて、そういえばこのあいだ5ドル余計にお釣りをもらって黙ってたことで胸が痛んでいるのかなあ、と思っていたら、バタムに行った頃から肋骨にヒビがはいったかのような痛みに発展し、さらに痛い部分に疱疹まで現れて、さてはこのあいだアリをいじめた祟りか、と思ったら帯状疱疹でした。

 昨日は病院で点滴をして、薬もたっぷり貰ってきたので結構楽になりましたが、ピーク時はそれこそ焼けるような(焼かれたことないけど)、あるいは引き裂かれるような(引き裂かれたことないけど)、または刺すような(刺されたこともないけど)、それはそれは激しい痛みでした。それでもビールを飲んで酔っ払っちまえばそれほど苦痛に感じなかったのは私の人徳でしょうか。

 病院へ行く前にインターネットで病名を調べて、これしかない!と思って行ったらまさにその通りでした。生兵法は怪我の元とも言いますし、勝手に素人が病名を判断して思い込んではいけないのですが、あくまで参考に使うのでしたら非常に優れもののサイトですのでご紹介しておきましょう。ここです。症状から追っていって、怪しいと思われる病名に辿り着きます。思っていたよりたいしたことなさそうだ、という結果ならいいのですが、想像以上に、または思った通り重大そうだ、という結果になるとそれだけで病状の進行を早める可能性があるので、思い込みの激しい人や物事を深刻に捉えがちな人は使わないほうがいいかも。。。

2001年5月7日(月)

 さっきバタム島から戻ってきました。わざわざ島に行くくらいだから、さぞかし素敵なビーチがあったのだろうとご賢察の方もいらっしゃると存じますが、実はビーチリゾートではなかった。私たちも、行ってみるまでホテルのロケーションについては全く分からなかったのですが、見事に持参したお砂場セットは着いた瞬間にその役割を終えました。

 まあ、一応海まで歩いて10分程で行けるのですが、フェリーターミナルの近くで交通至便だけど、砂浜じゃない。岸壁です。釣をするならまだしも、お世辞にも遊泳に適しているとは言えない。ホテルの周辺は開発が始まったばかりで、他のホテルがちらほらとゴーカート場とバンジージャンプ場と何故かスノーワールドという人工雪遊び場があるだけで、あとは荒地と呼ぶに相応しい雰囲気。ホテルのパンフレットに「今までに経験したことのないリラックスタイムを」とあったのですが、確かにホテルの外に出ると何もする事がないので強制的にホテル内でゆっくりするしかないという、まさにリラックスタイム。

 しかし、ホテルは築一年でとってもきれいな上、ほぼ全室スイートでしかも一流リゾートに比べてはるかに安い。3日間家にいるよりは楽しめました。シンガポールから船で1時間と至近だし、土日を利用しての気分転換には適しているかもしれない。

2001年5月3日(木)

 4月の一ヶ月間、シンガポールの電話第二位のStarHubが、日本まで一分間8セント(約5円)の激安プロモーションをやっていました。ということは一時間かけてもたったの4.8ドル(約326円)!ところがこのプロモーションに気付いたのが下旬になってから。妻はあわてて、普段不義理をしている人達に電話をかけまくりましたが、GWのせいかなかなか皆さん不在で残念な思いをしていたようです。

 通信が自由化されたのは去年の4月のことでしかないのですが、それからの電話料金の低下のしかたには目を見張るものがあります。低価格の電話はほとんどの場合インターネット経由で音質が良くないのですが、背に腹は代えられないのが実情。そんな中で、今回のStarHubの通常回線の通話料には心底驚きました。

 日本でもいろんな業者が電話事業に乗り出していますが、肝心なところはNTTが押さえていて、本当の自由化にはなかなかなっていないようですが、自由化されると利用者にはこのように、まことにありがたい現象が起こるわけです。小泉さんの改革に期待しましょう。

 明後日から3連休です。バンコクに行こうとしたら既に満席。ビンタン島もティオマン島もシブ島もデザルも、み〜んな宿は満室。いつもながら一週間前になって思い立つのでしょうがないのですが、バタム島でようやく空き部屋を見つけました。シンガポールから船ですぐの島なので、たいしてきれいな海ではないのですが、まあ行ったことないので話のタネに行ってきます。