2001年12月30日(日)

 2001年もあと一日。シンガポールや他の中国文化圏では新年の祝いは旧正月を基準に行うので、西暦の正月は全く正月気分は味わえません。一部商業施設では新年のカウントダウンを行うなどのイベントもあるようですが、人々は12月31日まで普通に働き、元日は休んで1月2日から普通に働くという、日本で言えばちょっと前までのデパートみたいなカレンダーです。今年はボスの気まぐれで大晦日が半ドンになったのはラッキーです。

 来年の旧正月は2月の中旬。事業計画の検討会が日本で開かれるのが例年このあたりなので、バッティングしないことを願いたいものです。まあ、中国文化圏に製造会社、販売会社ともに集中しているので、ちょっとは考慮してくれるものと淡い期待をしています。

 明日は仲間内の忘年会があって、そのあとは国内においては人気が落ちて久しいけど、海外にいるとやっぱり楽しみな紅白を見つつ年を越したいと思います。でも時差の関係で『ゆく年くる年』が終わってもまだ年が明けないんだな〜。

 では皆様におかれましては2002年が素晴らしい年でありますように。。。

2001年12月23日(日)

 今回の不審船事件では、「やはり日本にも国境はある」という当たり前のことをあらためて国民に印象付けたのではないでしょうか。日本で暮らしていると、根室あたりを除いて直接国境を目にすることはありません。でもそれは陸上の国境がないというだけで、海上には厳然と国境は存在する。国境警備は即ち沿岸警備ですが、船舶の安全航行を監視しているという程度の認識はあるけど、国境警備しているという国民の認識はあまりないんじゃないかという気がします。

 その国境が脅かされ発砲までされたのだから、海上保安庁の船体射撃は誤った判断ではないでしょう。マスコミは首相へのインタビューでも、船体射撃についてどう思うかなどと聞いているし、重要な記事の一つにもなっているようだが、そんなことを言っている隙にまた国境を侵されるリスクのほうがよっぽど怖い。国防というか国家の基本である「国境」警備の重要性の方に論点があるべきじゃないだろうかと思いますけどね。全体的にはそういうことを言っているんだろうけど、伝え方は船体射撃そのものがどうだったかを強調しているような気がします。

 シンガポールはオーチャードロードを中心にクリスマスイルミネーションがとてもきれいです。日本人観光客もこの時期はかなり増える。でも国家始まって以来の不景気というだけあって、去年に比べると華やかさが足りません。電飾とかは極力押さえられているように見受けられます。今日はクリスマス前の日曜日だったわけですが、買い物客の出足はどうだったのか、私は家で子守りをしていたのでわかりません。

2001年12月16日(日)

 シンガポールから日本へ行く時の全日空機はガラガラだったのに、帰ってくる時は8割以上の搭乗率だった感じがしました。これが逆じゃなくてよかった。なぜかというと、日本行きは夜行便なのでよく眠りたいのですが、空いている時はB747の真中の4列シートを一人で占有できるので、朝まで横になってラクラク眠れるのに、混んでいるとさすがにそれはできず、狭いシートの上でまんじりともせずに朝を迎えなくてはならない。これは辛い。だから今回の行きはグッスリ眠れてハッピーでした。機内の照明がついて、朝食サービスが始まったのもわからなかった。

 帰りの便の乗客の多くはシンガポール人だった感じでした。テロ以来、航空旅客が激減しているので、日本航空や全日空はシンガポール発の日本行きチケットの価格をかなり落として販売している。それに伴い日本ツアーの価格も急落してそれがシンガポール人に受けているようです。じゃあ、なぜ行きの便が空いていたかはよく分からないのですが、まあたぶん、ツアー日程のせいでしょう。ツアー日程と同じにならずに運が良かったということになる。

 今回の日本からの便ではひたすら飲み続けました。何を今さらという気もしますが、実際とことん飲み続けることは今まではなかった。ビール、ワイン、ウィスキーを、気流の乱れでスチュワーデスが着席している僅かの時間を除き、水平飛行に入って最初のドリンクサービスから着陸態勢に入る寸前まで、ずーっと飲んでた。6時間の長い搭乗時間をどう過ごすか考えた結果、飲み屋では6時間くらい居座ってあっという間に時間が経つんだから、飛行機の中でも同じじゃないかと考えて実践してみたのですが、やっぱり話し相手がいないと期待したほどの効果はなかったです。でもただ座って本を読んでいるよりは数段気分が良かったのは確かです。酔っ払いオヤジにならないように気を付けたつもりだったんですけど、傍目にはどうだったのかはわかりません(^^;

2001年12月2日(日)

 新宮誕生はヘタな景気刺激策よりよほど消費押上効果がありそうなネタですが、それはさておき、ワールドカップの組合せが決まって、やはり気になるのは新潟で行われるカードはなんだろうかということ。どうせ見られないくせに。

 予選ではアイルランドVSカメルーン、クロアチアVSメキシコと、自治体サイドを決して落胆させないカードになりましたが、それ以上に望外のカードになりそうなのは決勝トーナメントの初日の6月15日のゲームでしょう。A組1位とF組2位の対戦ですが、A組には前回優勝のフランスがいる。順当に行けばこれがくる可能性大。そしてF組はアルゼンチン、ナイジェリア、イングランド、スウェーデンとどれが来てもおいしい。もしもアルゼンチンだった日には、フランスVSアルゼンチンの優勝候補対決ということで、どちらかがここで落ちる。ある意味で決勝戦でも見られない超うまカードかもしれませんね。まあホントは日本がくれば一番盛り上がるんでしょうけど。

 日本のH組は確かに他の組に比べれば圧倒的な強国がいなくて、そういう意味ではツキが巡ってきたということか。とは言え、ワールドカップ本選に出てくる国ですから決してラクなはずはない。日経の各チームの寸評で、日本と同じH組のチュニジアについて「小粒」と書いてあった。ピリリと辛いのかホントに体が小さいのかはナゾですな。

 マンチェスターユナイテッドと対戦して10-1という、まるで野球みたいなスコアで敗れたシンガポールがワールドカップに出場できるのは、もう300年くらい先でしょうか。

2001年11月25日(日)

 3歳の息子に、シンガポールと日本とどっちが好きか聞いたところ、「シンガポール」との明快な答えが返ってきた。どうして?との問いには「だって陸(本人の名前)のおうちがあるもん」ときた。加えて、日本の家はおじいちゃんとおばあちゃんの家だとも。

 シンガポールに来たのが1歳9ヶ月の時で、それから既に1年3ヶ月住んでいる。つまり意識下にあるのはほとんどシンガポールの暮しだけなんでしょうな。自分の意志で一緒に遊んだ友達だって日本にはいない。シンガポールは自分の家のあるところで、日本は縁はあるけど他所の国、という感覚。ある程度予想はしていたけど、ここまで顕著に現れるとはちょっとビックリでした。娘はもう5歳なので、さすがに本来自分のいるべきところは日本という概念がある。でも半年前に比べるとその概念も徐々に薄らいできているような気もします。いずれにしても海外に居住するということは、子供の人格形成に非常に大きな影響を与えるということを再認識しました。

 それにしても、自分の家じゃないとまで言われた、まだ2,000万円以上の借金の残っている日本の家の立場って・・・。

2001年11月18日(日)

 今日のNHKのど自慢を見た方もいるでしょうが、私の出身の、というか今も巨額の焦げ付き寸前(ウソですよ、住信さん)のローンを抱えた家がある新潟県小出町での開催でした。昨日、友人からメールでその情報をもらいまして、毎週見てはいるけれど、今日のは特別見逃せないなと、気合が入っていた。

 ところが、ちょっと会社に行ってPCからプリントアウトしたいものがあって、のど自慢の始まる20分くらい前に家を出たのです。家と会社は近いので、まあ20分あれば余裕で、行って用を足して帰ってこれる計算でした。しかし、こういう時はなにかと障害が立ち塞がるもので、今思えば家のエレベーターが一番下の階で止まっていたことが全ての始まりだったかも。いつものように会社の裏門からクルマで入ろうとしたら、なんとガッチリとゲートが閉まっている。舌打ちしながらUターンをしてだいぶ戻って正門から入った。既に3分はロスしていたはずです。

 で、オフィスに入ったのですが、私のPCは最近起動時によくフリーズする。急いでいる時というのはPCだってそのくらいの罠を仕掛けてくるに違いないが、その手には乗らないぞと思い、会議室のPCを使うことにしたわけです。順調に起動してファイルを開き、いざ印刷しようとしたら、なんとプリンターが調子悪い。紙が出てこないではないですか。テスト印刷は出てくるのに肝心のファイルが出てこない。今から他のプリンターを会議室のPCにインストールするのもアホみたいなので、結局自分のPCを起動して、しかもスムースに起動できて、あっさりと他のプリンターで印刷できた。しかし、急いでる時の、スタートアップに入っているいろんなアプリにはホントイライラしますな。

 この時既にのど自慢が始まっていたので急いでPCのシャットダウンを始めたのですが、なんと信頼性の高かったはずの会議室のPCがシャットダウン時に固まった。再起動も面倒なので、コンセントを抜いて終わらせて、月曜の朝のためにまたコンセントを差したら勝手に起動を始めたではないですか!全くやることなすこと裏目に出やがって、結局再起動後正常に終了させた。最初から自分のPC使ってりゃ5分の1の時間で終わったはずだろうけど、その時はその時で、やっぱり起動時に固まっちゃうのだろうな。

 そして、挙句の果てに交通事故を起こさないよう、慎重に帰宅して、開始から15分経過したのど自慢を見始めたのですが、誰か知ってる人が出るかもしれないという興味だけで見てたのに、最後まで見終わって知ってる人と言えば、ゲストの小林幸子と山川豊と鐘を鳴らすオッサンだけだった。

2001年11月9日(金)

 今夜からの日本出張は初めて全日空を使うことにしました。ところが件のテロの影響で減便しており、金曜の成田便はなし。しょうがなく関西経由の羽田行きになりました。タイ航空のバンコク経由も考えたけど、行きはともかく帰りに10時間もかかることが判明し、あえなく却下。まあ、全日空のサービスの評判はいいので、楽しみでもあります。そんな私に同情したか(どこに?)、全日空さんは空港ラウンジの利用を付けてくれました。早速のいいサービス。ありがとうございます。

2001年11月4日(日)

 最近なんだかとてもバイクに乗りたい。思えばシンガポールに来る前の秋以来だから丸二年も乗っていないことになる。16歳で免許を取って以来、最長のバイク乗らない期間記録です。

 幸か不幸かこちらではツーリングに行きたくなるような環境や、コースを存分に攻めたくなるような環境がないのでなんとか我慢できているようなもんです。日本なら今頃(よりちょっと前)なら紅葉温泉ツーリングなど、もはや義務感のように行かなきゃいけないものなんでしょうけど。

 日本にはBMWのF650を売却せずに廃車状態にして保管してありますが、今乗りたいのは同じくBMWのR1100RT。これで1日数百キロくらいを走る温泉巡りでもしたいものです。でもRTだと林道に行けないですね。行って行けなくはないでしょうけど、あまり嬉々として乗り込んでいけるようなマシンじゃない。それを考えるとR1150GSの方がいいのかもしれないけど、これとて果たして林道に行く機会がどれほどあるやら。一方、R1100RS(最近1150になった)も重量とかを考慮すると魅力的に思えるし、ようはRシリーズのこの3種類で非常に迷っているわけです。こんなこと言うと、まるで帰国したあと買うつもりかと思われちゃいますけど、特別そういうつもりがあるわけでもない。ただ単にシンガポールでできない事にあれこれ思いをめぐらして、日本に帰ったらこうしたいな、とか考えているのが割と楽しいんですな。

2001年10月28日(日)

 11月3日の土曜日に総選挙が実施されることになりました。シンガポールでは総選挙の日は公休日になります。もともと土曜日が休みの企業は、給与を一日分追加支給するか、月曜日を振替休日にしなさい、という指導までついてます。思わぬ三連休が転がり込んできて嬉しい限りです。

 シンガポールでは完全週休二日が公的には導入されていなくて、土曜日でも役所は銀行は開いてます。いわば土曜も平日。その日に選挙をするから仕事は休みにして投票に行きなさい、という考え方なんでしょうね。「選挙のための休日」ってことです。もともとみんなが休みの日曜日に実施するより、あえて休日を設けて実施したほうが投票率は上がるのかもしれません。

 Yahoo!Japanのブックマークサービスは便利ですね。世界中どこにいてもどのPC(日本語)を使っていても、自宅や会社と同じようにウェブページのブックマークが使える。ネットに接続している必要がありますが、もともとウェブを見ようというんだから、オフラインで使用したいって人はいないでしょう。

2001年10月21日(日)

 テロとは関係なく世界同時不況が顕在化していますが、シンガポールも例に違わず、今年第3四半期のGDP成長率は前年同期比でマイナス5.6%と、建国以来最悪となる数値を記録しました。これを受けて政府は7月に発表した22億ドル規模の景気刺激策に続き、今回新たに113億ドルにのぼる追加景気対策を発表しました。

 内容は8項目からなっていて、【1】税金還付【2】地場企業支援【3】不動産関連の下落歯止め措置【4】インフラ建設の前倒し【5】労働者の職業訓練【6】低所得者層と失業者への支援【7】「国の株式」の導入【8】給与コストの節減、というものです。

 この中で注目なのが【7】と【8】でしょうね。「国の株式」はほとんどの国民に、所得に応じて配分されるもので、月収が低い人ほど割り当てられる株数が多い。一部には日本でのお笑い政策「地域振興券」になぞらえるむきもありますがそれは誤解です。根本的に違うのは「国の株式」は有価証券であること。ただの商品券じゃないれっきとした「株式」なんですね。当然換金(売却)もできれば配当もある。しかもGDP成長率がプラスになれば特別配当まである。期限もない。でもあくまでも「国債」ではない。シンガポールは借金がないですから。だから今の借金王国日本には真似のできない政策といえます。

 「給与コストの削減」は、もちろん民間のサラリーマンの給与を指すのではなく、国会議員と幹部公務員の給与を向う一年間(!)10%カットするというもの。これなどは是非日本は見習って欲しいと思いませんか?香港で、香港政府もこれに倣え、という民間からの要求が出たそうですが、構造が異なるとして(よくわかりませんが)一蹴されたようです。きっと日本でも同じことでしょう。

 とにかく、シンガポール政府はやることが早い。しかもそれなりに実効性のありそうな内容を呈示する。それにもかかわらずシンガポールの証券市場は大きな反応を示さず、暗に「それくらいは当然」というメッセージを発する。それに比べて日本はどうでしょう。最近は政策の発表がマーケットを上昇させたという記憶がない。その逆ばかりが目立つ気がします。マーケットが全てではないですが、失望させているばかりではカネが滞留し経済の活性化もないでしょう。もっとマーケットに期待される政策を打たないと。今の日本市場は国際情勢だけで動いているように見えちゃいます。

2001年10月14日(日)

 今日付の日経に、今後アメリカがマレーシア、インドネシア、フィリピンのイスラム過激派組織も攻撃対象にする可能性が高いという記事が出ていた。どれもこれもシンガポールのすぐ近所。ついにきたかという感じがします。パキスタンを除けばイスラム原理主義組織の活動が最も活発なのがインドネシアで、炭疽菌入り郵便物の発信元になるなど以前からオサマとの関連が取り沙汰されていたマレーシア、そしてアルカイダ直系のテロ組織があるフィリピンですから、テロ撲滅を掲げる以上は避けては通れない標的になりえる。

 まさか空爆ということはないだろうが、万が一そうなった時、心配なのはその場合の前線基地がどこになるかということ。地理的にはシンガポールが最も好立地だけど、シンガポール軍の基地はそれほど大規模じゃなくて米軍の前線基地としては役不足、と思う。オーストラリアや日本になるとちょっと遠い気がするし、やっぱフィリピンか。領空通過という点でもわざわざ狭いシンガポールの領空を使うこともないのかなと思うことにしよう。

 そのインドネシアやマレーシアではKFCがアメリカの象徴として、テロや過激派の攻撃を受けています。当分はうっかりスターバックスにも入れなそう。

 金曜日にデリーオフィスから電話があって、近くでムスリムによる反米デモが始まったと伝えてきた。即刻帰宅してもらいました。デリーでは街を歩いていてもそれほどムスリムは見かけない気がしたのですが、煽動されてインド各地から集まったのかもしれない。彼らがあくまでも「反米」であって「親オサマ」ではないことを願います。

2001年10月13日(土)

 今日は子供が通っている幼稚園のスポーツデーでした。運動会かな?って思ってしまいますがこれが似て非なるものです。運動会のようにチームに分かれて、ある競技をチーム対抗で行うというものじゃないんです。サッカーボール蹴りやゴルフボールスプーン運びなど8種類くらいの競技というよりゲームが、グランドの周りを囲むように用意されていて、子供は8チームくらいに分かれて順番にそれぞれのゲームをこなしていくというもの。それでも徒競走は一応あって、そこだけなんとなく運動会っぽいのですが、玉入れや綱引きなんかの日本的ポピュラー団体競技は皆無で、あんまりどのチームが勝った負けたなんてことはハナから関心がない。それがこの幼稚園独特のスタイルなのか、インターナショナルなスタンダードなのかはわかりません。

 それよりも日本式であれば、今度は娘の出番、次は息子の出番、というふうに基本的には重複せずに事は運んでくれますが、今回のような場合だと全てが絶え間なく同時進行なのであっち行ったりこっち来たりで大変でした。競技の間のインターバルもなくて、ゲームの途中その場で水飲んだりスナック食べたり、まあテキトーですな。いちいち点呼もないので疲れたり飽きたりしたら勝手に休憩に入ったり。いいのかい、それで?ってなもんです。

 そういえば、こないだ日本人小学校の見学会があって行ったのですが、日本人幼稚園の子供は先生が喋っているあいだ中、いい子になって静かに聴いているけど、うちのとかインターナショナルに通っている子は全く落ち着きがないというかマイペース。小学校に入ってちゃんとやっていけるのでしょうか??

2001年10月7日(日)

 家の大家が替わりました。こっちで住んでいるところは、日本のアパートやマンションと違って大家は各部屋(ユニット)ごとにいます。つまり、大家がコンドミニアムのデベロッパー(開発業者)からユニットを購入し、それを自分で住まずに賃貸に出しているわけで、今回は元の大家が何らかの理由によりユニットを転売したというかたちです。こういうケースは別に珍しくなくて割と頻繁に耳にします。賃貸契約はそのまま引き継がれるので、突然退去命令が下ることはありません。

 今回ちょっと普通と違ったのは、家具まで入れ替わったことです。普通は転売する時は家具込みでするものですが、新しい大家は元の大家の家具の趣味が気に食わなかったようで、大抵の家具を新しいものに替えました。これは私達にもありがたいことで、正直に言って今までの家具は安っぽくて非常にチャチな感じがした。事実二段ベッドなどもグラグラしてとても安心して使えるものではなかったのです。大家自身はとてもいい方だったんですけど。

 新しい大家は結構家具には凝る人のようで、非常にしっかりした造りのアジアン家具に一新されました。大家曰く、全部で1万ドル(約68万円)かけたということです。さすがにIKEAの家具とは大違い。我々も非常に気に入っています。問題は来年2月の契約更改。これだけ家具にカネをかけたということは家賃もちょっと上がるかもしれない。それだけならまだいいけど、自分達が住むから出て行ってくれと言われないとも限らない。引越は面倒だし、ここも気に入って借りたユニットだから、なんとかそれは避ける方向に持って行きたいですな。