ある日、幼稚園から中学校まで一緒だった幼なじみからメールが入っていました。家もすごく近所だったわけですが、なんと彼も現在シンガポールに住んでいるとのことが書いてありました。なんで私がシンガポールにいるのを知ったかというと、ウェブ同窓会と言われるこのサイトを見たということでしたが、早速一緒に飲みに行ってきました。狭いシンガポールですから急な話でもだいたい大丈夫です。たまたま私がクアラルンプールとペナンに出張だったので、空港に着いたその足で街まで行きました。
約20年ぶりに会ったわけですが、お互いすぐにわかった。人間それほど大きく変化はしないということでしょうか。驚いたことに、シンガポールへの赴任日が私と全く同じ2000年2月14日でした。ただし私は成田から、彼は関西からということでしたので会うことはなかったのですが、なにか運命的なものさえ感じます。男同士なのが残念。シンガポールの隣、インドネシアのバタム島にも私たちとは中学時代の同級生だった男が住んでいて、たまにシンガポールに来るのですが、そのことも彼は知らなかったらしく、驚きも倍増。そんなこんなで翌日は朝から台北に行くという彼と2時近くまで飲んでいました。
それにしても、一学年一クラスで34人学級だったような片田舎に住んでた人間同士が、遠く離れたシンガポールで20年振りに再会するというのはなかなか不思議なものを感じます。それもひとつのウェブサイトの存在があったからですが、逆に言えばこういうネット時代でなければ永遠に会わなかったかもしれない。やはりネットというのはいろいろな意味で私たちの活動様式を大きく変えているのですね。当サイトのBBSにも私の田舎に深い所縁のある方からの書き込みがありましたが、そういった方と関わりを持てるネットの力に驚く以上に、人口12,000人程度の小さな町の人たちが、何人もこのシンガポールで生活をしている(いた)ということに驚きというか世界の狭さを感じます。
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