正式な国名
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シンガポール共和国 The Republic of
Singapore
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首都
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シンガポール
都市国家であり正式には首都は特にないとされているらしい。住所を記入するフォームなどで「Country」と「City」に項目が分かれているときはどっちもシンガポールと書いてる。
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位置
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マレー半島の突端、赤道から130kmほど北寄りの北緯1度東経104度近辺。要するにほとんど赤道直下。海を隔てて隣接する国はマレーシア・インドネシア・ブルネイと全部イスラム諸国。
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面積
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647.8ku
日本の淡路島と同じくらいとか東京23区と同じくらいとか言われている。私の出身地の小出町の隣の湯之谷村が350.1kuなのでその2倍もないってことになる。ちなみに日本一広い町、足寄町の半分以下。
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人口
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300万人+α
駐在や出稼ぎの外国人の比率は結構高い。
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民族
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70%以上が中国人。次いでマレー人。インド人も多いが、出稼ぎも多いので、全部が全部シンガポール国民とは限らない。
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宗教
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仏教・イスラム教・キリスト教・ヒンドゥー教はもちろん、シーク教徒の姿も目立つし、さらに神社に初詣をするので一応神道の日本人や儒教の韓国人などいるのでもうぐちゃぐちゃ。しかし、異教徒間のトラブルなどはまず聞かない。
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言語
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国語はマレー語。だから国歌もマレー語。この他に公用語は、英語・北京語・タミル語がある。日常で最も使われているのはその人口構成ゆえに北京語。ビジネスの公用語は英語。よく、シンガポール人は何ヶ国語も話せる、と言われるが、実際は一ヶ国語しか話せない人も多い。でも大抵の人は二ヶ国語以上話せることは確かだ。
英語はシングリッシュと言われるシンガポール訛りが強い。タクシーでワールドトレードセンターに行く時、ウオツリセンターというとすぐわかってくれた。
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気候
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熱帯海洋性気候で基本的に常夏。雨季は11月〜1月くらいで、近くのタイなんかとは全く季節が異なる。反対に暑さのピークは5月〜7月にかけて。とは言っても気温はせいぜい33℃くらいまでしか上昇しないので日本の真夏に比べればかなりラクチン。雨季でも最低気温は25℃前後。
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日本との時差
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マイナス1時間。地理的にはバンコクやジャカルタと同じマイナス2時間くらいでちょうどいいが、なぜかそうじゃない。一説には、日本との時差を極力小さくしたいための措置という話もあるが怪しい。年がら年中7時に陽が昇って7時に陽が沈むことを考えると、適正な時間なのかもしれない。
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通貨
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シンガポールドル
1シンガポールドル=67円(2001年11月2日)
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テレビ
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ほとんどの日本人駐在員はケーブルテレビサービス「SCV」と契約しているので、かなり多チャンネルが視聴可能。ローカルの地上波放送から主要国国営放送、ニュースやスポーツ専門チャンネルまで揃っている。私がよく見るのはやっぱりNHK。「のど自慢」は欠かせない。日本にいる時はたま〜にしか見なかったのに・・・と誰もが言っている。あとはESPN、STAR
SPORTSのスポーツ系とBBC、CNNなんかも英語の勉強だと思って我慢して見たりする。この他に、日本のちょっと前のドラマやバラエティーなどを専門に流す局がつい最近できて、音声は日本語のままなので結構楽しめる。
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ラジオ
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FM局は多数ある。サービスエリアが非常に狭いので中波(いわゆるAM)は必要がないようだ。FMの96.3MHzでは時間を区切って数ヶ国語の放送がされていて、日本語も朝、夕、夜とやっている。日本の最新曲なんかはこれで聴けるが、最新曲については最近はもっぱらインターネット経由で聴いている。
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新聞
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日経と朝日は衛星版がシンガポールで印刷されており、朝起きるとちゃんと家に配達されている。つまり、なんら日本と変わらない。読売はタイで印刷されているようで、配達が若干遅くなってるようだ。英字紙は「The
Straits Times」が最大手。普段でも日本の正月版みたいな厚さでどこから読んでいいのやら見当もつかない。
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インターネット
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プロバイダー最大手はSingapore TelecomのSingnetで、他にStarHub、Pacific
Netなどがある。日系ではSo-netやNTTIがサービスを行っている。通常回線では固定で月20ドル〜30ドル程度なので日本とほぼ同水準か。ADSLはSingnetが行っているが高い。ちなみに私の環境はケーブルテレビ接続。SCVがサービスを提供していて、下り1.5Mbpsの常時接続で月額65ドル。この他にメールアカウントを持ったり海外ローミングのことを考えてStarHubとも契約しているので毎月のインターネット支出は90ドルくらいになっちまう。
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電話
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2000年の4月に自由化されていて、最大手はSingapore
Telecom(通称SingTel)で、他にはインターネット同様StarHubなどがある。固定電話も携帯電話も国内通話はほとんどタダ並み。国際電話も競争が激しく料金が急低下。私の使っている国際電話サービス会社は日本まで1分29セントという安さ。今のところ、音質も繋がり方も全く問題ない。実は自由化後新しい会社が参入するたびに国際電話の料金が下がっていって、その都度一番安い会社を使うようにしていたので、今では5社くらいと契約していて何がなんだかわからない。基本料金がかからないからって、使わなくなったのは解約しろよな、って感じ。
携帯電話も通話料は固定電話とあんまり変わらない安さだけど、機械そのものは高くて通常は300ドル前後から。携帯電話の普及率は日本以上に高いようだ。通信方式はGSMで日本・韓国以外の主要国ではそのまま使える。ただ、日本のようなネット端末としての機能はない。
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バス
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クルマが非常に高価なシンガポールにあって、庶民の日常の足はなんといってもバス。SBSとTIBSが網の目のような路線網を国内に張り巡らしていて、人の住むところならだいたい徒歩5〜10分圏内にバス停がある。ただし、外国人もしくは金持ちのシンガポール人が住むコンドミニアムは、若干バス停が遠くなる傾向がある。ほんとんどクルマを持っているからいいでしょ、ってことじゃなくて、路線網が出来上がってから新たに開発した土地に建てたからかな、という気がする。どっちもかな。運行は朝はよく知らないけど夜は12時過ぎまでやっている。車体には都バスよりもド派手な広告ペイントがしてある。特に二階建てバスの場合は有効面積が広いのでかなり強力な広告媒体になっている。
それにしてもこのバス、路線網がすごいだけあって、一体どのバスに乗ればいいか特に旅行者は悩むところ。行先は申し訳程度の小さい字でしか表示されていなくて、番号が行先とルートを表している。しかもオーチャードロードやその他大きな通りだと同じバス停に10種類以上のバスが停まるので、おいおいと思っている間に乗れずに終り、結局タクシーに乗ったりして。
居住者必携の路線図や路線表が書店で売っている。旅行者はそこまでする必要もないだろうが、試しに適当なバスに乗ってみて終点まで行ってみるってのもミステリーバスみたいで面白いだろう。かなりヒマな旅行者向け。居住者はたまにやるらしい。(私だけか)
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バスの乗り方
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まずはバス停で乗りたいバスが来たら手を上げる。そうしないと通り過ぎちゃう。人のたくさんいるようなバス停ならほぼ100%誰かが乗るので必ず停まるでしょう。料金は前払いでカードと現金の二通りある。カードはバスターミナルやMRTの駅で売っている。「カード。テンダラー。」と言えば10ドル分のデータを入れたカードが買える。デポジットが2ドルかかるので実際の支払いは12ドルになる。このカードは再入金可能なので残高がなくなったら売り場で補充できる。このカードをバスの乗り口(前乗り)に設置してあるオレンジ色の公衆電話みたいな形の機械に裏を上面にして挿入し、10種類くらいある料金ボタンの中から適当なのを押す。運転手に行先を告げれば料金を教えてくれる。そうすると、カードとレシートが戻ってくる。このレシートはバス会社の見廻り(通称白服)が来た時に必要なので捨ててはいけない。逆に言えばこの白服にさえ行き会わなければ、最低料金を払って、すっとぼけていることも可能だ。現金は現金箱に投入する金額を運転手に告げればその金額分のレシートが前述の機械から出てくる。お釣りはないので、1ドルを入れて「80セント」と言ったら80セントのレシートだけ出てきて20セントは出てこないので注意。
降りる時だが、車内のアナウンスはないので経験と勘でこの辺だ!と思ったら降車ボタンを押して停まったところで降りましょう。
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MRT
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Mass Rapid
Transport、すなわち大量高速輸送(味気ないなあ)。都心部では地下を走っているので地下鉄といったほうが旅行者には通りがよい。2路線が営業をしていて1路線が工事中。さらにチャンギ空港への乗り入れももうじき実現する。私の場合、家から駅までバスかタクシーに乗らなければならなくて面倒くさいのであんまりMRTは使わない。でも主要観光スポットやショッピングスポットを通っているし、初めての人にもわかりやすいので旅行者には使い勝手がいいと思う。
料金はバスで説明したカードか、一回毎に乗車区間の料金のカードを買って使う。使い方は日本と一緒で、乗るときに改札機を通して降りた駅でも改札機を通す。
なお、車内では飲食はもちろん、ドリアンの持ち込みも罰金の対象になるので注意です。
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タクシー
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タクシーは安い。完全メーター制で初乗りが2.40ドルポッキリ。20分くらい乗っても10ドル前後。深夜割増や都心部乗り入れ割増はあるが、それにしても他の物価と比較すると突出して安い気がする。だから誰もが気軽に乗るので、時間帯や天候によっては全くつかまらない事もある。具体的には朝夕の雨の降り始めと繁華街では10時から11時にかけての酔客の帰りの時間。こんな時は迷わずバスに乗りましょう。
安全面では女性一人で乗っても問題ない。逆に男性だけで乗ると、運転手がいかがわしい誘惑をしてくることがある。まあ、ボッタクられるということはないようだが、当然ハズレもあるだろうからくれぐれも気を付けましょう。
なお、最近自動ドアが登場してきたけど、まだほとんどは手動なので自分で開閉してください。
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